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オスロ, ノルウェー
フィヨルドシティはノルウェーの首都オスロの都心部に隣接した港湾など、オスロフィヨルド湾奥のウォーターフロント地区を再開発する計画。 1980年代、オスロ市庁舎の西にあった造船所跡を利用したウォーターフロント開発であるアーケル・ブリッゲ(Aker Brygge)建設が始まり、1990年代には繁華な地区として再生した。続いて、2000年代からはオスロ中央駅の海側一帯を再開発するビョルヴィカ(ビョルヴィーカ、Bjørvika)再生計画と、アーケル・ブリッゲのさらに海側を再開発するチューヴホルメン(Tjuvholmen)再生計画が進んでいる。残るオスロ中心部の海辺の再開発は2010年代以降に着手されることになっており、オスロ港の中心はソルハヴナ地区(Sørhavna)へ移転される。 計画はオスロ・ウォーターフロント計画局が担当しており、中央駅の開発、ビョルヴィカ地区のオスロ・オペラハウス(完成済)、同じくビョルヴィカのオフィスビル建設計画バーコード・プロジェクトなど大きな投資が続けられている。そのほかにもオーセベリ船の入る新博物館、オスロ公共図書館、ムンク美術館などのビョルヴィカ移転など、文化施設の海辺への集積も進められている。オスロフィヨルドとオスロ市街の間を隔てている高速道路E18号線は、沈埋トンネルであるビョルヴィカトンネルが湾内に完成したことによりルートを変更され、高架道路跡地は撤去されオフィスビルや住宅などの用地となる。