フェズのメディナ

小高い丘に囲まれたフェズの広大なメディナ（旧市街）、フェズ・エル・バリは、8世紀末にモロッコ最初のイスラム王朝であるイドーリス朝によって建設されました。以来数々の王朝の首都として栄えた街は、今でもモロッコの伝統工芸の中心地として活気に満ちています。狭い路地が張り巡らされた迷路のような街中を歩くと、美しいモザイクが施されたモスクや神学校、陶器や革製品を売るカラフルな商店など、いろんな発見を楽しめます。

フェズ

モロッコ北部の内陸都市フェズは、9世紀以降様々な王朝の首都として歴史を積み重ねてきました。市の中心は時代ごとに造られた3つの地区に分けられます。迷路のような世界遺産の旧市街フェズ・エル・バリを散策したら、13世紀にマリーン王朝によって築かれたフェズ・エル・ジェディド、1916年フランス統治下で建造されたヴィル・ヌーヴェルにも立ち寄って、歴史の変遷に思いを馳せるのもよさそうです。