ティンジル

ティンジルは、ワルザザードとエルラシディアを結ぶカスバ街道の中間地点に位置する、砂漠のオアシスです。雨季の水を集めた豊かなトドラ川の周りにナツメヤシやオリーブの畑が広がるこの地のオアシスは、長さ30km、幅4kmにも及ぶ広大なもの。その恩恵を受け、交易拠点として発展してきたティンジルでは、日干しレンガで造られた伝統的な街並みと緑が織り成す素晴らしい景色を楽しめます。

オート・アトラス山脈

オート・アトラス山脈は、西は大西洋から東はアルジェリアとの国境まで、モロッコを横断する一大山脈です。山脈を境にして、北には古くからの都市が栄え、南には砂漠とオアシスの世界が広がります。標高4,167mの最高峰ツブカル山がある西部高山地帯から東に進むにつれ森林が減り、乾燥した岩石砂漠が広がります。険しい自然の中に現れる美しい渓谷やベルベル人の村などの魅力が満載で、都市から山脈を通って砂漠へ抜けるドライブが人気を呼んでいます。