アンコール・ワット

約600年もの間インドシナ半島を治めたクメール王朝の遺跡の中でも、最も壮大な寺院遺跡として有名な、アンコール・ワット。須弥山を模した5つの祠堂を中心に、ヒンドゥー教の宇宙観を表現した左右対称の伽藍は、目を見張るような美しいレリーフの数々で飾られています。歴史の中で衰退や破壊の道を辿りながらも、今なお壮麗な姿を留める貴重な遺産は、人々の憧れの旅先となっています。

アンコール遺跡群

9世紀から15世紀まで約600年間に渡ってインドシナ半島に君臨したクメール朝の首都アンコールには、数百にもおよぶ都市や寺院の遺跡が遺されています。世界屈指の巨大寺院アンコール・ワットや、緻密な彫刻が施されたバイヨン寺院を中心とする城砦都市アンコール・トムをはじめ、当時の王朝の繁栄ぶりを彷彿とさせる壮麗な遺跡の数々は、今も世界中の人々を惹きつけてやみません。