ハルシュタット

アルプスの山間に氷河が造り出した湖が点在するザルツカンマーグート。その最奥に佇むのがハルシュタットの街です。紀元前から塩の採掘で栄え、独自の文化を築いてきました。急峻な山裾に伝統的家屋が並び、共に世界遺産に登録されているダッハシュタイン山塊やハルシュタット湖と一体となって生み出す美しい風景は、「世界で最も美しい湖岸の街」と称される所以となっています。

ザルツカンマーグート

ザルツブルクの東に位置し、オーストリアの3州にまたがるザルツカンマーグートは、アルプスの山々と湖が織り成す風景美が古くから貴族に愛されてきた保養地です。「ザルツ」は塩、「カンマーグート」は御料地を意味し、貴重な塩が採れるこの地は、14世紀以降ハプスブルク家の所領となりました。皇帝フランツ・ヨーゼフ1世も愛した楽園は、夏は避暑地、冬はウィンタースポーツのメッカとして今も多くの人を惹きつけています。